蓬莱の豚まんの秘密
関西では絶大な人気を誇る「蓬莱の豚まん」ですが、実は2つあるのです。それは「551蓬莱」と「蓬莱本館」です。
え？それぞれ違う会社なの？と思いますよね。もともとのルーツが同じ会社だということで、どちらも「蓬莱」の名前を使っているのですが、現在では全く別の会社になっています。
昭和２０年に台湾出身の３人が「蓬莱」を創業したのですが、昭和３９年に３社に別れています。この３社のうち、「蓬莱別館」は豚まんを現在作っていないので、いわゆる「蓬莱の豚まん」を作っているのは、「５５１蓬莱」と「蓬莱本館」の２社です。ただし、会社が違いますから、当然ですが商品も違い、味も違います。
蓬莱本館の商品は生協、スーパーのルートに卸しています。空港や駅でも売っていますが、直営店ではありません。想像ですが、大阪の人でも両社の違いをちゃんと知っている人は、あまりいないかもしれませんね。ある意味ちょっと紛らわしいのです。
コマーシャルでお馴染みの「551蓬莱」は、近畿圏55ヵ所の百貨店、駅構内等で直営店によって、あの「豚まん」をはじめ、焼売や焼餃子、アイスキャンデーの販売をしています。中華レストランの経営もやっていますが、おみやげとして持ち帰る人がやはり多いようです。「豚まん」や焼売、焼餃子等は、出来たてのアツアツを、実演形式で販売しています。